バイクを立ちごけされたと言う事で、バニアケースの補修塗装のご依頼を頂きました。
当初送られてきた画像では上のグレー色のみの補修と思っていましたが、現物を確認したところ合計3色の補修塗装が必要な損傷でした。
まず初めに、各部の分解を行います。
バニアケースといっても相当数の部品パーツで構成されています。
ひとつひとつ丁寧な取り外しを行います。
各部の分解が終わりましたら、損傷状態のチェックを行います。
今回は損傷傷が多数確認されましたが、幸いケースの変形が見られませんでしたので、傷跡をポリパテで修正していく工程を取りました。
全体的に傷がありますので、下地工程に入る前に色の調色作業を済ませておきます。
ケース底のワインカラーはキャンディーカラーという塗装で、色の調合に高度な技術を要します。
損傷個所をサンディングしポリパテで修正して行きます。
パテはスチレンを使用しない輸入品で、後の肉やせの起きないタイプです。
ブリード(滲み)が起きました。これはキャンディーカラーに使用されている染料が層を突き破って表面に出てくる現象です。
ポリパテを貫通して赤い染料が表面に出てきました。
幸いシール性の高いサフェーサー塗布で収まりましたので、一安心です。
下地処理が完了しましたら、上塗り塗装に入ります。
今回はグレーから始まり合計3色の塗装です。マスキングに神経を集中させます。
3色塗装が完了しましたら、全体を新たにサンディングし最終クリヤーコートを行います。
クリヤーはフレキシブル仕様、プラスチック素材の柔軟性や膨張収縮に対応するために、金属塗装とは違った配合でクリヤーコートします。
塗装後、磨き~部品の組付けを終え完成です。
元の状態に戻り、ハーレーオーナー様にも喜んで頂けました。
☆☆M様、この度はバニアケース補修塗装のご依頼を頂き、誠にありがとうございました。
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