宮崎市にお住まいのI様から「車をこすりました」とのご連絡を頂き現車を拝見しましたところ、フェンダー、バンパー共に交換レベルの損傷でした。
お客様が車両保険を使用しない方向でとの意向でしたので、修理価格を安く抑えるため中古パーツをあたりましたが同色で良い物がなく、それならと言う事で板金で修理する事となりました。
始めにフロントバンパー、ヘッドランプ、フェンダーライナー等を取り外し、フェンダーを荒出し板金をします。
ここで重要になるのが、フロントバンパーとフェンダーの位置合わせ。フロントバンパーは何度も車体に仮組しながら形状を修正していきます。特にスバル車はバンパーフェイスとバンパーリテーナ接続部が軟弱なので神経を使いました。
位置が決まりましたら細かい歪みをパテで修正します。非常に神経を使いますが後の仕上がりを決める大事な工程になります。
この時点でかなり体力消耗です... もうひと頑張り。
下地処理が終わり塗装工程を行うため再度フロントバンパー、フェンダーを車体から取り外し、サフェーサーを塗布します。サフェーサーはフロントバンパー、フェンダー共に違うものを準備、それぞれに塗布します。
フェンダーはハイビルドタイプ、バンパーは軟質化フォームを使用。
見えない部分ですが、大切な作業工程になります。
サフェーサーを強制乾燥研磨後、ブラックパールのベースカラー、クリヤーコートの順で仕上げます。(2コート塗装)
パネルは車体から取り外して塗装、パネルエッジ(端)の内側までまんべんなくクリヤーコートが出来ますので、エッジからの塗膜剥離の心配もなく耐久的にも保証出来ます。
バンパーも同様に。フェンダーと違うのはバンパーは膨張収縮及び柔軟性があるため、プラスチック仕様のクリヤー(軟質化フォーム)で対応致します。
つまり純正(OEM)品質。通常野外使用、塗膜5年保証の実績で安心してお任せ下さい。
今回の修理は新品交換ではなく、すべて修理で行いましたので修理費用90,000円でご提供できました。(少し作業は頑張りました...)
☆☆I様、この度は板金修理のご依頼を頂き、誠にありがとうございました。
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