お客様が駐車場から出られる時にフェンスに当てられたという事で現車を拝見しました。
左折時は後方の視界が死角になりやすく、左後方の損傷は多い修理事案の一つでもあります。
リヤドアとその後ろのクォータパネルの損傷痕がみられましたが、損傷がそれほど重症ではなく板金作業で修理作業を行います。
車体の塗装を研磨剥離し板金作業を行います。
金属表面から電植によるスポット溶接を行い凹み部分を少しずつ引き出していきます。
出来る限り元の形状に近い状態にまで板金作業を行いますが、最初の損傷痕より広めの板金範囲になります。
この後、表面をきれいに脱脂清掃、ポリパテを使用し下地工程へと移行します。
ポリパテを乾燥、研磨作業を行い表面の形を整えて行きます。
面が損傷前の状態になるまで、同じ作業を繰り返し行います。
形状が整いましたら、次にサフェーサー(中塗り)を塗布し上塗り工程へと移行します。
サフェーサーを強制乾燥研磨後、車体色に合わせて色の調合を行います。
この車体はパールホワイトと呼ばれる色で、別称(3コートパール)と呼ばれます。
その名の通り3回の工程で塗装を行う技法になります。
右の画像のように全ての輸入車、国産車に色の配合データがあり、120色以上ある原色の中からデータに記載のある原色で色の調合を行います。
色の調合が終わりましたら、ドアハンドル等の付属品を取り外し塗装パネルのサンディング(塗装するパネルをサンドペーパー等で研磨)します。
最近の車両は塗装表面にボディーコーティングを施工されている場合が多く、このサンディング作業で表面のコーティングを削り落していきます。
ドアパネルは色の色調に違和感を無くすために、フロントドアまで塗装します。この作業は色の調色が100%まで到達できないのと、塗装方法で若干の色調変化が見られるため作業の合理化を図るための工程になります。
お電話でのお問合せは
0985-67-5586
で受け付けております。
※必ず「ホームページを見た」とお伝えください。
お問合せフォームは24時間受付をしておりますのでお気軽にお問合せください。
>> お問合せフォームはこちら