お客様が駐車場にバックで止める際、鉄性のポールに当てられたという事で現車を拝見。
バックドア、リヤバンパーに損傷痕がみられました。(赤い印が損傷痕)
部品交換も選択肢にありましたが、今回車両保険を使われないという事で価格を抑えるために板金修理で作業を進めます。
バックドアは板金で修正を行います。
ポリパテを使用し細かい歪を形状を修正、サフェーサーを塗布し下地を整えます。
ポリパテは輸入品の低溶剤タイプを使用、肉瘦せがおこらないため経年変化による修理跡が出ないのが特徴です。
サフェーサーも同様、輸入品の最上品を使用。経年変化のない安定した品質を提供致します。
リヤバンパーは変形していましたので形状を修正し元の形状に戻します。
細かい歪はポリパテを使用しますが、バンパーのプラスチック素材に適応した物を使用します。
純正のバンパーの素材はポリプロピレン樹脂で形成されており、金属とは違う下地処理方法が求められます。
ポリプロピレン(PP)素材の特徴は軽量かつ柔軟性があり、射出成型に優れているため工業製品等の量産品に適しています。
温度で素材が膨張収縮するため、塗料自体にも柔軟性を持たせる必要があります。
中塗りのサフェーサー、上塗りのクリヤーコートにも柔軟性を持たせて対応します。
車体のカラーを調色後、塗装作業に入ります。
カラーは配合データを基に計量調合、最後の微調整は手作業で行います。
調色完了後、車体全体をマスキング、塗装の飛散を防ぐため入念に行います。
上塗り塗装はベースコート(黒)、クリヤーコートの順で塗装します。通称(2コート塗装)になります。
塗装乾燥後、磨き組付け作業を行い完了です。
今回は板金作業で修理を行いましたので、修理金額83,000円でした。
全て部品交換で作業しますと、修理費用190,000円になりますので約2分の1の修理金額で収まりました。
☆☆Y様、板金塗装修理のご依頼を頂き、誠にありがとうございました。
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